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Q

歯医者さんにはどのくらいのペースで通えばよいの?

質問 これまでは、歯医者さんには歯が痛くなってから行って治療を受けるのが当たり前だと思っていました。
しかし、先日同窓会があって皆50歳を過ぎているので病気など健康面に関する話で盛り上がり、歯医者さんで働いている同級生から、歯は健康面全体に影響する大事なものだから、痛くなってからではなく定期的に歯医者さんに通わなくてはいけないと聞きました。
痛くなってから行くのは大昔の悪い常識で、だから私たち世代には銀歯にしたり歯に欠陥を持ったりする人が多いのだと言われました。
まだ健康な歯を保つために、これからでもきちんと歯医者さんに通うように言われたのですが、どのくらいのペースで通えばよいのでしょうか?
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A

基本的には3ヶ月に1度のペースがよいとされています

基本的に、一般的な歯のクリーニングに通うペースは、3ヶ月に1度がよいと言われています。
口の中の状態は人によって異なりますが、誰の口の中にも細菌が存在していて、菌が増殖して元に戻る期間はだいたい2〜3ヶ月ぐらいとされています。
歯医者さんでクリーニングしてもらうとむし歯菌や歯周病菌は一時的に減少します。歯磨きなどのセルフケアをきちんとしていれば歯医者さんに行かなくてもよいのでは?と考えている方もいるようですが、セルフケアだけでは落とせない汚れもあるため、歯医者さんで専門的なクリーニングをしてもらう必要があります。
磨き残したプラーク(歯垢)は、放置していると歯石になって硬くなります。硬い歯石は歯ブラシなどで完全に除去することはできません。
3ヶ月に1度というのはあくまで一般的な頻度であり、セルフケアが上手くできない人、汚れが歯につきやすい人、歯周病が進行している人、歯並びが悪い人などは、1〜2ヶ月程度のペースで歯医者さんに通うことが好ましいです。
セルフケアが上手くできない人は、定期的に磨き残しがどこにあるかチェックしてもらい、正しいケアを教えてもらうことにより、歯医者さんに通う頻度を少なくできます。
セルフケアがきちんとできて、口の中の状態が良い人なら、むし歯や歯周病になるリスクが低いため、半年に1度くらいのペースでクリーニングしてもらっても大丈夫です。
ただし、どれだけ上手くセルフケアができるようになっても、自分では落としきれない汚れは必ずあるため、最低でも半年に1度の頻度で歯医者さんに通うことをおすすめします。
何の説明もなくいきなり歯を削ろうとするような歯医者には注意が必要です。今では歯を削らないでも虫歯の治療を行うことは可能で、常に技術向上に努めている歯医者なら信頼できる可能性が高いです。

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